― 1分でわかるWeb戦略|デザイナー・広告担当向け ―
まず前提として:バナーは「読ませる」ものではありません
私がWeb広告やEC、実店舗の販促を見てきた中で、何度も感じることがあります。
それは 「バナーは説明する場所ではなく、反応を生むスイッチである」 ということです。
あなたや皆さんも、
「もっと魅力を伝えたい」
「誤解されたくないから情報を足したい」
そう思って文字を増やした経験があるのではないでしょうか。
しかし実際には、文字を足すほど クリック率(CTR)は下がる ケースが非常に多いです。
なぜ「7文字以内」が鉄則なのか?

結論:人はバナーを“読んでいない”
一つポイントになるのは、ユーザーの視線行動です。
バナー広告は、
- SNSのタイムライン
- ニュースサイト
- ECサイトの商品一覧
など、「流し見」される環境に置かれています。
このとき人は、文章を読むのではなく、 “塊”として瞬時に認識しています。
心理学では「チャンク(塊)化」と呼ばれますが、一瞬で理解できる文字量は おおよそ5〜7文字 が限界だと言われています。
バナー文字数と広告クリック率の関係

文字数が増えるほどCTRは下がる
実務の現場でも明確です。
- 15文字以上:ほぼ読まれない
- 10文字前後:意味は伝わるが弱い
- 7文字以内:視認→理解→感情反応が起きやすい
つまり、バナーの文字数は「情報量」ではなく「反応率」で決める
これがWeb戦略の基本です。
よくある失敗例:説明しすぎバナー

例えば、こんなバナーを見たことはありませんか?
「今だけ限定!初回購入の方に特別割引キャンペーン実施中」
情報としては正しいです。
でも、スマホで一瞬見たとき、何も残らない。
一方で、
- 「初回半額」
- 「今だけ半額」
- 「試して半額」
このように 7文字以内に削ぎ落とす と、脳は即座に「得かも?」と反応します。
反応率を上げるバナーの作り方【具体策】

① ベネフィットは1つに絞る
バナーに入れるのは 最大1メッセージ です。
- 安い
- 早い
- 限定
- 簡単
どれか1つだけ。
複数入れた瞬間、どれも伝わらなくなります。
② 名詞より動詞・数字を使う
7文字以内では、言葉選びがすべてです。
- ✕「高品質化粧水」
- ○「潤う7日」
数字や動詞は、
意味を考えなくても感覚で理解できるため、CTRが上がります。
③ 説明はLPに任せる
これはデザイナー・広告担当の方に特に伝えたい点です。
バナーで「完結」させようとしない。
バナーは“入口”、説明は LP(遷移先) の役割です。
SEO視点でも「7文字以内」は有効

一見、広告の話に見えますが、SEOとも深く関係します。
- CTRが高い
- 滞在時間が伸びる
- 直帰率が下がる
これらは 間接的に検索評価を押し上げる要素 です。
つまり、反応されるバナー設計=SEOに強いWeb運用と考えています。
実践ポイントまとめ(1分で確認)

- バナーは読ませない、反応させる
- 文字数は7文字以内が基本
- メッセージは1つだけ
- 説明はLPに任せる
- CTR改善はSEOにも効く
おわりに
私自身、化粧品・EC・小売・Webを横断してきましたが、成果が出る現場ほど 「削る判断」 が上手いです。
あなたや皆さんが次にバナーを作るとき、ぜひこう問いかけてみてください。
「これは7文字にできないか?」
それだけで、反応率は確実に変わります。
私はそう考えています。




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